ほうれい線とは
小鼻から口角にかけ、できてしまう八の字のしわのことを言います。
専門的には、「鼻唇溝」(びしんこう)と言います。
ほうれい線は、30代を過ぎたころから、だんだん気になり始めるものです。
そのまま放置していると、かすかなへこみだったほうれい線が、
だんだん深くなり、大きくなり、存在感を放つようになります・・・。
ちなみに、このほうれい線とは、もともとは東洋医学で注目されてきたものでした。
東洋医学の医師たちは、「まっすぐに歩きにくい人は、しわの左右の太さ、大きさが違う」
ということを言っていました。
顔のしわを見て、骨盤の異常を見分けることができたのです。
そこで、骨盤が曲り、まっすぐに歩けない人を、法令を守れない人、と
考えるようになり「ほうれい線」と名付けられたというわけです。
日本では、法令線と言うと、悪いイメージがありますね。
しかし中国の面相学では、良い意味で使われています。
たとえば、漢字も「法令線」ではなく、「豊歳線」と書いて、ほうれい線と読ませたりします。
豊かに歳をとっていると、目立ってくる歳、というわけです。
人相学的には吉を意味します。
しかし、そうはいっても、あるのとないのとでは、見た目年齢がかなり変わってしまうので、
気になることには変わりありません。
ほうれい線があるだけで、随分と老けて見えてしまうものです
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ほうれい線は2種類
★線でできるほうれい線
しわみたいに、へこんでできてしまうものを言います。
★くぼみでできるほうれい線
へこんでいるのが特徴です。
笑ってできる笑顔のほうれい線は、良いタイプのものに分類されます。
ここでいうほうれい線とは違うものですね。
できてしまっているほうれい線の形状だけではなく、でき方にも違いがあります。
1つは顔の筋肉が下がってきて、ほうれい線ができてしまうという場合。
もう1つは、脂肪が下がってできている、という状態があります。
ほうれい線ができる原因というものは、いろいろな要因が考えられます。
また、1つだけの原因でできてしまうのではなく、
複数の原因が複雑にからみあっている場合もあります。
たとえば、年齢を重ねると、ほうれい線ができてしまいますよね。
この場合は加齢ということになります。
しかし一方で、乾燥しがちな状態にいるとします。
すると、加齢という原因、乾燥という原因、2つの原因から、
ほうれい線ができている、ということが言えます。
ほかにも、ストレスや睡眠不足、暴飲暴食など、
生活スタイルにかかわる、いろいろな要因が考えられます。
知らず知らずのうちに、
ほうれい線ができやすい生活習慣を送ってしまっているのかもしれないので、要注意です。
生活スタイルが、ほうれい線をつくりやすい状態なら、
ほうれい線対策の高い化粧品を毎日お肌にすり込んでいても、効果はありません。
まず、生活から変えないといけないのです。
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