ピロリ菌を防ぐ食生活とは?
ピロリ菌は、胃の不調や胃炎、胃潰瘍、さらには胃がんまで、
胃に関わるさまざまな疾患の原因になっていると言われています。
日本人の半数が、ピロリ菌を胃に抱えていると言われており、
50歳以上になると、その割合は70~80%まで高まります。
胃を健康に保つためには、
ピロリ菌が胃に住みつかないように気を付けないといけません。
そのときに考えたい食生活についてご紹介します。
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ちなみに、ピロリ菌が胃に住み着いてしまうと
必ず胃の疾患が発生するわけではなく、
ピロリ菌がいて、さらに生活習慣の偏りやストレス過多など、
ほかの要因が組み合わさって、病気が発生します。
食生活の改善と合わせて、これらについても注意を払いましょう。
ピロリ菌の抑制に効く成分としては、
ヨーグルトや昆布の粘り成分であるフコダインが良いと言われています。
強力な殺菌作用がある緑茶も、ヒトレベルの臨床実験で
ピロリ菌の殺菌・減菌効果があることが分かっています。
そのほかにも、ココア、梅、にんにく、わさびなどに含まれる成分にも、
ピロリ菌現象効果があることが分かっています。
ピロリ菌抑制に役立つと言われる食べ物の筆頭が、ヨーグルト。
ヨーグルトをつくる乳酸菌には、いろいろな種類がありますが、
その中でもピロリ菌抑制効果があるという
研究成果がたくさん発表されているのが「LG21」です。
「LG21」の乳酸菌は、胃で生き残る力が強いので、
食べると胃でピロリ菌にはたらきかけて、
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胃粘膜の炎症を改善すると言われています。
抗生物質を使ってピロリ菌を除菌しようとする場合、
その成功率は70%程度です。
思ったよりも高くないですよね。
どうして除菌するのかというと、
一番多いのが、きちんと服薬していなかったという理由。
服薬方法が間違っていると、ちゃんとピロリ菌を殺菌できません。
また、クラリスロマイシンという薬に耐性がある菌だと、
効きにくいというのがあります。
その点、LG21のすごいところは、
クラリスロマイシン耐性菌にも作用するほどの強さを持つというところです。
抗生物質を飲むと、お腹がゆるくなるなどの副作用があります。
この場合、整腸作用のある乳酸菌を一緒に摂取すると、
副作用が起きにくくなると考えられています。
ちなみに、ヨーグルトという食べ物は、
乳酸菌とピロリ菌との接触時間を長くするために
最適な食べ物だと言われています。
乳酸菌は、摂取しても体内にずっととどまるわけではありません。
体外に排出されてしまうので、食事などで継続的に摂取するようにしましょう。
胃のトラブルを考えるときに、気を付けたいのが、メンタル面です。
ストレスによって、神経性胃炎になる、という人の割合も、
増えているのが現状です。
ストレスがあると、神経性胃炎はもちろんですが、
ピロリ菌による胃疾患リスクも高めてしまいます。
なるべくストレスの少ない生活をすることが大切です。
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