調子が悪いのは冷えが原因かも

夏に体調を崩してしまうことがあります。

 

こういうとき、「夏バテなんだな」とまず思いますよね。

 

日本の夏は高温多湿なので、昔から夏場は、

暑気あたりや食欲減退などで体調を崩してしまう人がけっこういるものです。

 

しかし最近では、夏の不調は、

暑さというよりも「冷え」が原因のことのほうが増えているのです。

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エアコンなど、冷房環境が普及したことにより、

体が冷えてしまい、体調を崩してしまうのです。

 

 

冷えている本人は、自覚がなくて、他の不調が原因だと思ってしまい、

その治療ばかりして、肝心の原因である「冷え」へのケアは

ノータッチであることも少なくありません。

 

そうなると、いつまで経っても、原因不明の不調に苦しまされることになります。

 

 

 

夏の不調は冷えが原因なのかもしれない、

そう思って体調管理に気を配る必要がありますよ。

 

 

 

 

 

2002年に長野県長谷村の成人1,199人を対象に行った

早稲田大学との共同調査があります。

 

一般の方が、どのような症状を抱えているかを調査しました。

 

このとき、高血圧や糖尿病など生活習慣病以上に、

「手足が冷える」「寒がり」「風邪をひきやすい」など、

冷えとの関係が考えられる症状が多いことが分かりました。

 

 

「腰や手足が冷えやすい」という回答は、

男性では高齢者、女性では若年層に多かったです。

 

特に30歳前後の女性では、8割にのぼりました。

 

 

これはすごい割合ですね。

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健康だと思っている人でも、

3人に1人は冷えがある可能性があるということが分かっています。

 

 

若い女性の多くは、冷えを抱いているのに、それを問題だととらえてないことが多いです。

 

冷えがある人を対象に検討してみると、

月経不調や疲労感が、冷えない人に比べて多いことも明らかになりました。

 

冷えは全身の体調を崩れさせ、症状を引き起こしてしまうのです。

 

 

 

 

 

冷えの原因は、新陳代謝の低下により起こることがあります。

 

腰や手足の関節が冷えて痛む、寒がりなどの症状がこれです。

 

こうした冷えは、体力や抵抗力が低下した人に多いです。

 

胃腸が弱く、体力が低下していると、

下痢や腹痛、便秘など、消化管を中心とした冷えによる症状もみられます。

 

 

もう1つは、手足の先の血行不良も考えられます。

 

 

寒い、暑いといった気温の変化があると、

人間の体は重要な臓器が集まる中心部の体温を保とうとして、

手足の先の血管を閉めます。

 

だから、手足の先の血流が低下し、冷たくなります。

 

 

現代では、夏場にエアコンの冷房が原因とする

血行不良がみられるようになりましたが、

これはこのような体の防御反応により起こるものです。

 

 

極端に温度差がある、屋内と屋外の出入りを繰り返していると、

自律神経の乱れにもつながってしまいます。

 

さらに事態が深刻になってしまうのです。

 

 

色々な症状には、冷えが原因で引き起こされている可能性があります。

 

体の不調を感じたら、冷えのせいかもしれない、と疑ってみることが大切です。

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