頭皮のかゆみやフケの原因として、一番多いのが、頭皮の乾燥です。
髪の洗いすぎや間違った洗い方を続けてしまうことで、頭皮に必要な皮脂まで洗い流してしまっていることが原因です。
また、冬は乾燥しやすいので、よけいにかゆみやフケが起こりやすくなります。
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頭皮という名前がついていますが、頭の部分の皮膚は、他の体の部分の皮膚と、肌構造は全く同じです。
大きく分けて、3つの層からできています。
上の部分から、表皮、新皮、皮下組織です。表皮の一番下にある層では、いつも新しい細胞がつくられています。
この細胞が、2週間で角質細胞になり、さらに2週間たつと、角片となり、自然に剥がれ落ちていきます。
皮膚は4週間で新しくなって、頭皮ならフケ、その他の部分ではアカとなって剥がれ落ちます。
フケはいつも肌から剥がれ落ちていますが、健康な状態ならごく小さいものなので、目には見えません。
しかし体調の乱れ、偏った食生活、ストレス、洗浄力の高いシャンプーを使っているなどの原因で、頭皮のターンオーバーが早まってしまうと、異常をきたしてしまいます。
未熟な細胞が生まれ、完全に角化しないまま塊となって剥がれ落ちます。
あるいは、頭皮の炎症、乾燥により、細かいサラサラしたフケができます。
これをフケ症と言います。
乾燥した頭皮は、サラサラしたフケができやすく、冬によく着るダークな色調の服だと、型のところに白くぽつぽつと落ちて、目だってしまいます。
気になりますよね。
乾燥によるフケの対策は、2つあります。
①シャンプーを控えめにする
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フケやかゆみをとるためには、強くゴシゴシと頭皮をこするのは厳禁です。
角質にダメージを与えてしまって、乾燥させ、さらにフケが出やすくなってしまうからです。
頭皮を洗う時の強さは、顔を洗うときと同じくらいの強さが適切。
つまり、やさしく洗うのが良いということです。
乾燥が気になるとき、毎日洗っているとしたら、1日おきにしてもいいでしょう。
冬なら汗もそんなにかかないし、1日おきでもじゅうぶんです。
洗浄力の強すぎるシャンプー剤を使っていないかも、チェックしておきましょう。
②頭皮を保湿する
顔のお肌と同じように、乾燥している頭皮には、乾燥対策が必要です。
頭皮用のヘアトリートメントやオイル、美容液などを、頭皮に塗布して、保湿してあげましょう。
皮膚科に行くと、保湿剤や抗炎症剤を処方してくれます。
頭皮の乾燥があまりにも長引くようなら、皮膚科を受診して、処方してもらうことをおすすめします。
髪や頭皮は健康のバロメーターと言われます。
体の健康状態が、ダイレクトに表れてきます。顔はもちろん、頭皮に対してもときどき確認して、状態をチェックすることをおすすめします。
その際、ポイントは頭皮の色と硬さです。
健康な頭皮は青白い状態です。乾燥したり、傷ついたりしている状態だと、赤や黄色っぽくなっています。
また、頭皮の頭頂部を触ってみて、カチカチに硬ければ不健康な状態です。
反対にブヨブヨしているとむくんでいます。
理想は、こめかみの柔らかさに近い状態ですからこれを判断基準としてください。
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