便秘の薬の使い方・方法

 

腸を元気に保つためには、普段の生活から「ためこまない」ことが大切。

 

生活習慣の改善に気を付けていても、どうしても出にくいことがあったりしますよね。

 

そういうときは、適宜、薬の力を借りるのもいいかもしれません。

 

ただし、すぐに薬に頼ってしまうと、かえって便秘の状態を悪化させてしまうので、そこのところは注意しないといけません。

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薬を使う時は必ず、生活改善も並行して行うようにしましょう。

 

まずは体操や食事の改善で生活習慣を見直しながら、自分にあった便秘薬で、腸内をキレイにしておくようにしましょう。

 

 

★整腸薬

 

便秘薬の中には「整腸薬」とも呼ばれるものがあり、これが便秘薬の中でいちばんマイルドなもの。

 

整腸薬だけで便秘が改善されるようなら、これですますことをおすすめします。

 

腸の働きを正常に戻すために、腸内細菌のバランスを整えてくれるものです。

 

腸内の善玉菌を減らし、腸内環境を改善してくれます。

 

ゆるやかな作用のため、きちんとお通じが来るようになるための補助的なものとして使うとよいでしょう。

 

 

★緩下(かんげ)薬

 

いわゆる便秘薬と呼ばれるものがこれです。

 

緩下薬には、腸を刺激して排便を促すものと、弁を柔らかくして排便しやすくする者の2種類があります。

 

 

腸を刺激して排便を促す薬には、刺激性下剤と浣腸剤があります。

 

刺激性下剤は、超粘膜を刺激して、ぜん動運動を活発化してくれます。

 

効き目は強いです。飲むと、スムーズなお通じがきてくれます。

 

ただ、効果が強い反面、使い続けていると、だんだん効かなくなってしまうことにも注意。

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服用すると、お腹が痛くなることもあります。

 

具体的な製品としては、コーラックやタケダ漢方便秘薬、スルーラックなどがあります。

 

 

浣腸剤は、肛門から挿入して、直腸にダイレクトに刺激を与える薬です。

 

一番即効性があります。

 

すぐに出したくなって、がまんするのがつらいくらいになります。

 

具体的な製品としては、イチジク浣腸があります。

 

 

弁を柔らかくして排便しやすくする薬としては、塩類下剤と、膨張性下剤があります。

 

塩類下剤とは、腸の中に水分を集めることにより、便を柔らかくして、排便しやすくしてくれます。

 

大腸のぜん動運動を促してくれます。

 

くせになりにくい便秘薬です。

 

具体的な製品名としては、スラーリラ便秘内服液があります。

 

 

膨張性下剤は、水分を吸収させて、便を柔らかくして、腸の中にあるものを膨張させます。

 

すると、便のかさが増えて、腸が刺激を受けて、ぜん動運動が活発化されます。

 

これも、くせになりにくい便秘薬です。

 

具体的には、サトラックスライト、スルーラックナチュなどがあります。

 

 

便秘薬をつかうときは、まず、作用が緩やかな薬から使い始めることをおすすめします。

 

いきなり強い便秘薬を使ってしまうと、それが慢性化して訊かなくなってしまったときに、なにも打つ手がなくなってしまうからです。

 

用法・容量のところに書かれている最小量から試していきましょう。

 

 

 



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