自律神経失調症は自律神経の乱れにより発症する病気で、吐き気、頭痛、動悸、立ちくらみ、のぼせ、冷え、胃もたれ、便秘、下痢など、いろいろな症状が現れる可能性があります。
複数出るときもあります。
医療機関を受診せず、自分だけで自律神経失調症だと決めるのは危険なので、必ず医療機関を受診し、必要なカウンセリングや検査をして、適切な治療を受けるようにしましょう。
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吐き気がつらい、なかなか治らない、というとき、医療機関を受信する前に、まず自分の状態の振り返りをしておくと、適切な診断に結び付けやすくなります。
「最近、忙しくて睡眠不足になっていないか?」
「緊張が続いていないか?」
「将来に不安を感じていないか?」
「生活環境が最近、大きく変化していないか?」
など、自分のまわりの環境を振り返ってみましょう。
もしも心当たりがあるのなら、それらを自覚し、生活のリズムを変えてみることで、症状が和らぐこともあります。
それでもまだ症状が変わらない時は、内科や心療内科などで検査を受け、他に疾患がなければ、お薬の処方があるかもしれません。
代替医療やヨガなどの軽い運動や、リラックスする時間を持つことで、改善されていく場合もあります。
自律神経失調症の症状があらわれている場合、ストレスを取り除き、リラックスするのが一番よい解決法です。
なるべくなら薬に頼りたくないですよね。
そういうときに、効果が期待できるのが入浴です。
入浴にはリラックス効果があり、自律神経のバランスを整えるのに貢献してくれるのです。
自律神経を整えるための入浴は、夕食後から寝るまでの3時間を使います。
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この時間は、質の良い睡眠をとるための準備のための、大切な時間だからです。
入浴をその準備のためにとりこみましょう。
この場合、眠る前の入浴は、体を清潔に保つことが一番の目的ではありません。
最大の目的は、1日を終えて、滞った血流をリカバリーするためです。
心と体をリカバリーするためにおすすめの入浴法では、お湯の温度を39度~40度に設定します。
入浴時間は15分間にします。
最初の5分は、首までつかり、残り10分はみぞおちくらいまでの半身浴にします。
この入浴法にすると、血流改善に役立ち、直腸温度を上げすぎずに体の深部体温を適温に保たせてくれます。
お風呂から上がったらコップ1杯の水を飲みましょう。
この入浴法を実践すると、脱水症状も起こさず、最適な状態で体の老廃物をデトックスしてくれます。
さらに、お風呂から上がった後も、いつまでも体がポカポカします。
自律神経が整ってきて、安眠しやすくなります。
自律神経のバランスを整えたいのなら、熱すぎるお風呂はおすすめしません。
一般的に、お風呂の適温は42度~43度と言われています。
これくらいの温度が、一番入っていて気持ちいいですよね。
しかし、医学的見地からすると、この温度は熱すぎます。
熱すぎるお風呂に入ってしまうと、交感神経が急激に上がり、血管が収縮して、どろどろ血液になってしまいます。
直腸温度も急激に上がります。
これが自律神経のバランスを崩してしまいますので、お湯の温度には注意しましょう。
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