あのGoogleが、
ストレスマネジメントのための社内研修として
取り入れているということで、一躍注目されるようになった
「マインドフルネス」
Googleは、クリエイティブで生き生きした社員に
あふれているというイメージですが、
いったいどんなスゴイ研修を社員に取り組ませているのでしょうか?
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マインドフルネスというのは、
「評価や価値判断にとらわれることなく、今の瞬間に意識を向ける」という
心の状態を目指すという意味です。
Googleでは2005年ころから、
このマインドフルネスに関する社内研修を社員向けに開始しています。
2007年には、瞑想などを取り入れた
「サーチ・インサイド・ユアセルフ(Search Inside Yourself)
というプログラムを立ち上げて、本格的に行うようになっています。
2007年から8年間で5000人以上の社員がトレーニングを受け、
今では全世界に5万人いるGoogle社員のうち、
10人に1人が日々の業務の中で瞑想を行うようになっているんだとか。
ビジネスと瞑想というのは、一見全く繋がりがないように見えます。
でも、アップルの創業者のスティーブ・ジョブズも、
日常的に禅を行っていたことは、よく知られています。
ハイパーに忙しいGoogle社員だからこそ、
ストレス軽減や集中力向上、チームワーク向上、生産性向上に
瞑想を取り入れたマインドフルネスはとても役立っているようです。
Googleのやっているサーチ・インサイド・ユアセルフは、
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瞑想トレーニングとコミュニケーションワークを行います。
瞑想では、自分の呼吸や意識に集中するトレーニング。
コミュニケーションワークで、
相手の立場や考えを自分のこととして受け止める姿勢を学びます。
実際にやってみるとわかるのですが、
自分に対しても相手に対しても集中するというのは、案外難しいものです。
どちらかに偏ってしまいがちです。
しかし、これを毎日意識してやっていくと、
どんな状況でも心の平安を保ちやすくなります。
相手と意見の違いがあったとしても、
理解しあっているという実感を持ちやすくなります。
サーチ・インサイド・ユアセルフの瞑想については、
禅や瞑想など、東洋的な要素と、脳科学、
エモーショナル・インテリジェンスといった、
西洋的な要素がバランスよく融合しています。
Googleがこういう研修をするのは、マインドフルネスを通じて、
Googleが世界をより良くしていきたいという
想いの表れだという見方もあります。
実際、Googleの社内では、ミーティングの最初に必ず、
数分間の瞑想を行ってから議論を始めるそう。
慌ただしく席について「じゃあ、始めまーす。今日のプレゼンの人」
といったようなパターンで始まる、一般的な会議とは違いますね。
立場が違った人が集まる会議でも、合意形成もしやすくなりそう。
Googleがやっているマインドフルネスのための研修は、
私たちの身近な生活にも役立てられそうですね。
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