イライラするのってイヤですよね。
怒りやイライラにさいなまれることは、それ自体が苦痛なものです。
やりたいことがあっても、イライラしていると、
なかなか目の前のことに集中でいません。
頭では「イライラしてもしょうがない」「怒ってもしょうがない」と
思っていても、気持ちがおさまらなくて、
よけいイライラしてしまったりします。
しかし、こうした感情は、本当に要らないものなのでしょうか?
もし、怒りを感じない人がいたら、
その人はどんな行動をとると思いますか?
怒りを感じないので、余計な感情にとらわれれず、
極限までバリバリ仕事できます。
普通の人なら言い返したくなるようなクレームにも対応できて、
職場での理不尽な出来事にもさらっと対応できます。
自分ばかりにそんな状況がまわってきても、淡々と処理していけます。
果たして、こういう状態がずっと続くと思いますか?
たとえ心では何も感じないにしても、
あるとき、体力の限界がきて、
ばったり倒れてしまうのではないでしょうか。
つまり、イライラや怒りなどの「負の感情」は、
自分が危機にさらされていることを察知し、
それから自分を守ろうとする感情なのです。
だから、怒りを全く感じないようになってしまうと、
自分の身を守って、健康的な生活を送れなくなります。
「怒り」「イライラ」というと嫌なものみたいなイメージですが、
やみくもにそれらを消そうとすることは、あまり良い方法とは言えません。
イライラしているときに、「もうイライラしたくない」と思うものです。
すごくツライ感情です。
最初にイライラを感じたあとに出てくるこうした感情は、
「二次的感情」と呼ばれます。
イライラが続いているときは、
この二次的感情の影響がとても大きいことがわかっています。
会社からの帰り道、その日に起こった嫌な出来事を
思い返してしまう経験は、誰しもあることだと思います。
「どうして自分だけがこんな思いをしないといけないのだろう」
「こんなことでイライラしてもしょうがないのにな」
「すぐくよくよ悩んでしまう自分はダメだ」
などという感情が、次々に吹きだします。
そうすると、このイライラは、ますます大きくなります。
イライラや怒りを発散させたいと思って、
アルコールや喫煙に走るという人も多いです。
しかし、このようなストレス発散方法は、
ある程度は効くかもしれませんが、
そればかりに頼ってしまうのはいけません。
ストレスが少しでもたまると、
すぐにそのようなストレス発散法に頼ってしまうことにもなりかねません。
そして、ストレスにさらに敏感になってしまうのです。
これでは悪循環です。
そもそも、どんな感情にも、良い、悪いはありません。
怒りもイライラもそうです。
それに、これらの負の感情をなくそうとすると、
余計にふくらんでしまって、悪循環になります。
だからこそ、マインドフルネスで、こうした感情に対し、
優しさを持って関わっていくことが、一番制御しやすくなる方法なのです。
マインドフルネスでストレスマネジメントする方法については、
この次で詳しくご紹介します。