キューティクルというと、
美しい髪に欠かせないもの、というイメージがありますね。
髪は、、「キューティクル」「コルテックス」「メデュラ」という
3層からできていて、キューティクルは髪の一番外側にあります。
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キューティクルはわずか0.005㎜のごく薄い層ですが、
固いたんぱく質でできていて、毛髪全体の重さの10~15%でできています。
透明で硬い細胞が、魚のウロコのように折り重なってできています。
キューティクルは、水や薬剤の浸透を防ぐ力があります。
外部刺激から髪の内部を守るバリア機能として働いています。
キューティクルをつくる細胞の表面には脂質があり、
細胞がキレイに並んでいると、手触りがよく、
触って「つややか」だと感じられます。
キューティクルは髪の健康、美しさ、両方をつくるものなのです。
そんなキューティクルですが、傷つくと、はがれてしまいます。
摩擦、ドライヤーの熱、紫外線、カラーリング剤・パーマ液などにより、
キューティクルははがれやすくなります。
★摩擦
キューティクルの一番の弱点は摩擦刺激です。
ムリにブラッシングしたり、シャンプーするときにゴシゴシこすると、
こわれたり、はがれたりしやすくなります。
★紫外線
紫外線を浴びると、キューティクルの表面の脂質が失われて、
ウロコのように並んでいる状態の結びつきが弱まり、
めくれ上がりやすくなり、変質したりしやすくなります。
★パーマ、カラーリング
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パーマ剤、カラーリング剤は、アルカリ剤や還元剤です。
これらはキューティクルをはがすものです。
パーマやカラーリングを受けるときは、
毎回必ずトリートメントもセットでやってもらって、
髪をケアしておくようにしましょう。
★ドライヤーの熱
髪の表面温度が高くなりすぎると、
ケラチンたんぱく質が変質してしまいます。
このような要因により、キューティクルがはがれてしまうと、
髪に光沢、柔軟性が失われてしまいます。
よく「天使の輪」といって、髪に光が当たると髪が白く輝きますが、
キューティクルがはがれると、ツヤがなくなり、光りません。
また、キューティクルがはがれると、髪がノーガードの状態になるので、
もろくなり、水分も保持しにくくなります。
触ってパサパサするようになるし、枝毛や切れ毛が出やすくなります。
髪には自己修復能力がありませんから、一度はがれてしまうと、
もうその髪を元に戻すことはできません。
なので、髪の美しさ、健康を保つには、予防こそが大事です。
そのためには、トリートメントが大切です。
トリートメントは、実は髪が濡れたままでは浸透しづらいです。
タオルなどで、水分を拭き終わってからつけるのがポイントです。
トリートメントを付けて、シャワーキャップ、
蒸しタオルなどで髪を覆うようにすると、
髪の奥までトリートメント成分が浸透しやすくなります。
濡れた髪はキューティクルが開いた状態なので、髪に負担がかかります。
洗髪後は、ドライヤーで髪を乾かして、
キューティクルを閉じさせておきましょう。
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